和ハーブ協会の事業会員の井入 吉信 氏(滋賀県守山市 井入農園)が 和ハーブで初めてのクラウドファンディングを始動します。
井入吉信 氏のメッセージを紹介します。
【新規事業開始とクラウドファンディングについて】
和ハーブとは、
日本をふるさととして古くからこの風土に育ち、
私たちの生活と健康を支えてきた有用植物のこと。
ヨモギやドクダミ 、ユズなど、皆さんも見たり聞いたりしたことのある植物たちです。
今、和ハーブについてお伝えする機会が増えてきましたが、ほとんどの⽅に
『なんで和ハーブなん?』
と聞かれます。
現在、井入農園の後継者として就農し四年が過ぎ、
植物に触れることの楽しさや
育てることの難しさ ⼿にとった⼈の笑顔を⾒ることのうれしさ
などを⽇々、敏感に感じるようになりました。
和ハーブとの出会いは約1年半前のこと。
昨年の初春、野菜や花苗以外にハーブの栽培をはじめた当初は
ローズマリーやミント、タイムなどよく聞く海外のハーブや
珍しいハーブを育てようと意気込んでいました。
そんな⽮先に知人から「和ハーブ」の散策イベントの誘いを受け、
これは!と思い即座に参加申し込みをしました。
その和ハーブ散策イベントで、⼭林を歩き様々な植物の特徴を教わり、
その「有⽤性」にとてつもない可能性を感じ身震いしたことを覚えています。
聞いたことがある…程度の植物たちがもつ「チカラ」と、
それに⽀えられてきたヒトとの「関わり」にとても感銘を受け、
これはたくさんの人に知ってもらうべきだと強く感じました。
和ハーブは⽇本⼈の⽣き⽅の歴史そのものであり、
人々は植物に⽀えられているということ。
私自身、そこに気付かされたたいへん素晴らしいこの機会があったからこそ、
いま農業に携わり、植物を育てることに深い意義を感じています。
そして、もっともっとたくさんの人に⾝近な足もとに「和ハーブ」という、
人々を⽀えてくれる『たからもの』があるということを知ってもらいたい。
そして「和ハーブ」を
育てて
使って
癒されてほしい。
そんな想いでこのプロジェクトを始めました。
【どうやって和ハーブを広めたいか?】
西洋ハーブにはない、
日本人に馴染むやさしい味わいと香り。
そんな和ハーブの良さを体感してもらいたい。
より日常に取り入れやすいものをと考え、ハーブティーを作りました。
農園で農薬を使わずに育てた和ハーブを使い、効果・効能を精査し、
全て自社で加工・パッケージまで生産工程を担っています。
生産者直結のハーブティーは現在徐々にご注文が増え、また着実にリピーターが増加しています。
そしてもっとたくさんの人に和ハーブを育てる楽しさを知ってもらいたい!
そんなときに出会った、地元滋賀の企業がつくる、廃プラスチックから⽣まれたサスティナブルプランター。
(※サスティナブル…持続可能な、という直訳。ここでは人間、社会、地球環境の持続可能な発展のことを意味します)
プラスチックを廃棄せずに再生利用することで、廃棄処理時に発生する二酸化炭素をなくし、
酸素を生み出す植物を育てるためのプランターをつくるといったコンセプトで生まれました。
またこのプランターは環境に優しいだけではなく、機能性にも優れています。
不織布からできているこのプランターは通気・排⽔に優れた素材で根腐れなどを防ぐことができます。
今年の酷暑でそのポテンシャルが発揮されたのを⽬の当たりにしました。
このプランターが、暑さに弱い和ハーブをも育てることを可能にしてくれたのです。
そしてこのプランターをインテリアの⼀部として楽しめるように現在、
⽪⾰素材や⼥性に⼈気のリバティプリントとのコラボレーションでデザイン性を⾼めた商品の開発に取り組んでいます。
和ハーブをもっと身近に感じ、もっとスタイリッシュに育てていただけるよう、
育て方のコツなどを動画でレクチャーもします。
***
以上のような商品をもって和ハーブを育て、癒され、⽇々の⽣活に取り⼊れてもらえるような取り組みを考えています。
しかし正直なところ、まだまだ⼒不⾜でできないこともたくさんあります。
だからこそ、今この投稿をご覧いただいている⽅々のお⼒をいただきたいと、
クラウドファンディングに挑戦しようとしています。
今回の挑戦でみなさまからいただいた資⾦は、今後より⽣産体制を整えるためのシステム構築費⽤として主に
・和ハーブの乾燥機の購⼊費
・和ハーブの蒸留器の購入費
・商品の配送システム構築費
などに充てさせていただきたいと考えております。
【2021年1⽉15⽇(⾦)12:00頃】を予定しております。
最後になりましたが
私は、和ハーブがごく⾃然に私たちのそばで暮らしと健康を⽀えてくれる『⽣活スタイル』を⽣み出したいと考えています。
こんな時代だからこそ、
⼈が⽣きるために不可⽋な植物との距離を縮めて、より豊かな暮らしが送れるよう和ハーブという⽇本の『たからもの』を広めたいと思っています。
そしていずれは、世界に展開して地元滋賀県守⼭市から農業の新しいモデルケースとなれるよう、これからも⼀歩⼀歩邁進していきます。
この新しいプロジェクトはまだまだ始まったばかりです。
どうか温かい⽬で⾒守っていただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。
井⼊農園
井⼊吉信
井入農園
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